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「手塚治虫 ブラック・ジャック展」東京会場の 公式ファシリテーターに
宮田裕章氏が就任

宮田裕章氏(慶応義塾大学医学部)を東京会場の公式ファシリテーターとして、『いまにも通ずるブラック・ジャック』をテーマに、本展会期中にトークイベントを企画していただきます。現代の医療や社会課題にも通ずる『ブラック・ジャック』の本質を読み解く議論を盛り上げて頂きます。

宮田 裕章氏コメント
手塚治虫先生が『ブラック・ジャック』という作品を通して、私たちに投げかけた問いは、時代を超えて今なお重要な意義を持っています。これは医療に関わる多くの人々が『ブラック・ジャック』という作品を、現在も大切に思っていることにもつながります。
この数十年の中で、医学や科学は急速に発展しました。その一方で医学の意義、そして医療のあり方についての議論はますます深まっています。現代は、かつてよりも多くのいのちが救えるようになりました。しかし、それゆえにその過程にある選択、その背景にある格差、技術がもたらす新たな尊厳の問題と向き合うことが不可欠なのです。
また新型コロナウイルスによって医療と社会の関係性についても様々な課題が浮かび上がりました。医療は独立した1つのモジュールではなく、社会そのものと密接に結びつき、私たちの世界を構成しています。手塚先生はすでに、社会や医療の双方の歪みがもたらす問題についても、『ブラック・ジャック』で描いてきました。
科学や医療の急速な発展と、社会のあり方が変化する現在だからこそ、手塚治虫先生の普遍的な問いに向き合うことが大切だと感じています。『ブラック・ジャック』という作品の魅力や作品を通して感じる未来を、皆さまと一緒に考えるこの機会を楽しみにしております。
宮田裕章 慶應義塾大学医学部教授、
データサイエンティスト
1978年生まれ。2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)。早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、09年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座 准教授、14年4月に同教授に就任(15年5月から非常勤)。15年5月から慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授、20年12月から大阪大学医学部 招へい教授に就任。著書に「共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界」)河出新書、「データ立国論」(PHP新書)などがある。

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